Midjourneyの実験室(レンダリング)

レンダリングとは、コンピュータがデータを使用して画像や映像を生成することです。レンダリングは、3DCG制作、ゲーム制作、映画制作など、さまざまな分野で使用されています。

パラメータを変えることで、生成される絵の違いを確認します

元画像は”a cute girl”で生成します。midjourneyのsettingは以下のようになっています。

a cute girl –q 2 –s 750
レンダリングのパラメータを付けなくても、それなりの絵は生成されますが、テイストの違う画像が4枚生成されます。テイストを統一するには、パラメータを付加した方がいいと思います。

a cute girl, ray-tracing –q 2 –s 750
レイトレーシング:光線を放射し、その反射や屈折を計算することで画像を生成する方法です。最も現実に近い画像を生成することができますが、レンダリングに時間がかかります。


a cute girl, radiosity –q 2 –s 750
ラジオシティ:物体間の光のやり取りを計算することで画像を生成する方法です。レイトレーシングよりもレンダリング時間が短いですが、画像の品質はレイトレーシングほどではありません。

a cute girl, Scanline –q 2 –s 750
スキャンライン:画像を横方向に走査しながら、各ピクセルに対して色を計算する方法です。レンダリング時間が最も短いですが、画像の品質は他の方法よりも低くなります。

a cute girl, Z-buffer method –q 2 –s 750
Zバッファ法:各ピクセルの深度情報を記憶しておき、新しいピクセルを描画する際に、深度情報に基づいて重なりを計算する方法です。スキャンラインと組み合わせて使用することで、画像の品質を向上させることができます。

a cute girl, Scanline, Z-buffer method –q 2 –s 750
スキャンラインとZバッファ法を足してみました。

a cute girl, Toon rendering –q 2 –s 750
トゥーンレンダリング:アニメのような線画で画像を生成する方法です。レンダリング時間が短く、画像の品質も比較的高いです。


a cute girl, Path tracing –q 2 –s 750
パストレーシング:レイトレーシングの一種で、光線を放射し、その反射や屈折を計算する際に、光線が通過する物体の表面の反射率や屈折率を考慮して計算を行う方法です。レイトレーシングよりも画像の品質を向上させることができますが、レンダリングにかかる時間も長くなります。

a cute girl, Hyperphoton ray tracing –q 2 –s 750
ハイパーフォトンレイトレーシング:レイトレーシングの一種で、光線が通過する物体の表面の反射率や屈折率だけでなく、光線が通過する物体の内部の構造を考慮して計算を行う方法です。パストレーシングよりも画像の品質を向上させることができますが、レンダリングにかかる時間も長くなります。

a cute girl, Particle System –q 2 –s 750
パーティクルシステム:小さな物体を大量に生成し、それらの物体の動きを計算することで、煙や炎などの自然現象を表現する方法です。レンダリングにかかる時間は長くなりますが、自然現象をリアルに表現することができます。

a cute girl, Engulfed in Smoke, Volume rendering –q 2 –s 750
ボリュームレンダリング:ガスや煙などの透明な物質を表現する方法です。レンダリングにかかる時間は長くなりますが、透明な物質をリアルに表現することができます。

a cute girl, Physics-based rendering –q 2 –s 750
物理ベースレンダリング:現実世界における光の物理法則を反映して計算を行う方法です。レンダリングにかかる時間は長くなりますが、現実世界に近い画像を生成することができます。

いかがですか?3D風、イラスト風、アニメ風とレンダリングのパラメータを変えるだけで、テイストが違ってきます。画像のテイストを変えたい場合は、是非レンダリングのパラメータを変えてみてください。