AI事始め
2022年はAIにとって記念すべき年でした。ChatGPT、Midjourneyの出現によって、誰でもがAIの恩恵を受けられるようになり、小難しい理論を理解しなくても使えるようになり、一気に世界が広がった気がします。機械学習、ディープラーニングだの、また一過性のAIブームかと思っていたら、そうではなかった。文章生成、画像生成ソフトが誰でもが使える時代がようやく到来したのですね。
ChatGPTに訊いてみました。
★「象は鼻が長い」を形態素分析してください。
ChatGPT
形態素分析は言葉を最小の意味単位に分解するプロセスです。日本語の「象は鼻が長い」を形態素分析すると次のようになります。
- 「象」: 名詞
- 「は」: 助詞
- 「鼻」: 名詞
- 「が」: 助詞
- 「長い」: 形容詞
この分析により、各単語が文中でどのような役割を果たしているかを理解することができます。
★主語は何ですか?
ChatGPT
「象は鼻が長い」という文における主語は「象」です。日本語では、「は」や「が」などの助詞が文の主語や目的語を示します。この場合、「象は」の部分が主語を示しています。
★述語は何ですか?
ChatGPT
「象は鼻が長い」という文における述語は「長い」です。述語は文の主要な動作や状態を表す部分で、日本語では文の最後に位置します。この場合、「長い」が象の鼻の状態を述べています。
★象は長いとなりますが、正しいですか?
ChatGPT
「象は長い」という表現は一般的には不適切です。この文は象全体が長いという意味になりますが、通常、象の全体的な長さを説明する際にはこの表現は使われません。象について「長い」と言う場合、通常は特定の部分(例えば鼻)について言及しています。したがって、「象の鼻は長い」などと具体的に述べるのが適切です。
★先程の主語述語は正しくないということですか?
ChatGPT
いえ、先程の主語と述語の説明は正確です。「象は鼻が長い」という文における主語は「象」で、述語は「長い」です。しかし、あなたが提供した新しい文「象は長い」について話すと、その文は一般的には不適切となります。これは、象全体が長いという意味になり、通常、象の全体的な長さを説明する際にはこの表現は使われません。したがって、主語と述語の説明自体は正確ですが、新しい文の文脈においては適切ではないということです。
★象は主語ではないのでは?
ChatGPT
「象は鼻が長い」という文において、「象」は主題を示すものであり、一般的には主語として扱われます。しかし、日本語の文法においては、「は」がついた名詞が必ずしも主語であるとは限らないという点に注意が必要です。この文では、「鼻」が「長い」という述語に直接関連しているため、「鼻」が厳密な意味での主語となります。
したがって、一般的な意味での主語(つまり、文の話題を示すもの)は「象」であり、厳密な文法的な意味での主語(つまり、述語に直接関連するもの)は「鼻」となります。
★ある論文では、象は主格であって、主語ではないというのがありますが、どうでしょうか?
ChatGPT
「象は鼻が長い」という文において、「象」は主題または主格を示すものであり、一般的には主語として扱われます。しかし、日本語の文法においては、「は」がついた名詞が必ずしも主語であるとは限らないという点に注意が必要です。この文では、「鼻」が「長い」という述語に直接関連しているため、「鼻」が厳密な意味での主語となります。
したがって、ある論文が指摘しているように、「象」は主格であり、「鼻」が厳密な意味での主語となります。このような視点から見ると、日本語の「は」や「が」の役割は英語などの他の言語とは異なり、より複雑で微妙なものとなります。
☆ChatGPTも最後はイラついていましたね。
★Time flies like an arrowを形態素解析してください
ChatGPT
英語の「Time flies like an arrow」を形態素解析すると次のようになります。
- 「Time」: 名詞
- 「flies」: 動詞(現在形)
- 「like」: 前置詞
- 「an」: 冠詞
- 「arrow」: 名詞
この文は「時間は矢のように飛ぶ」という意味になります。しかし、「flies」は「飛ぶ」という意味の動詞であると同時に、「ハエ」という意味の名詞でもあります。そのため、この文は多義性を持つとも言えます。
★多義性をもっと詳しく教えてください
ChatGPT
多義性とは、単語や文が複数の意味を持つことを指します。これは言語の理解や解釈を複雑にする要素の一つです。
例えば、「Time flies like an arrow」の文には、少なくとも2つの解釈が可能です。
-
「時間は矢のように飛ぶ」: ここでは、「flies」は動詞として使われ、「時間が速く過ぎる」ことを比喩的に表現しています。
-
「時間のハエは矢のように好きだ」: ここでは、「flies」は「ハエ」を意味する名詞として、「like」は「好きだ」という意味の動詞として解釈されます。ただし、この解釈は非常に奇妙で、通常は考えられません。
このように、単語の意味や文の構造によって、同じ文が異なる意味を持つことがあります。これが多義性です。多義性は、自然言語処理(NLP)や機械翻訳などの分野で大きな課題となっています。
☆1970年代の京大の言語学研究所のコンピュータは2.の答えを採用していたようです。文法的に正しい場合は、単語の出現頻度が優先されたとかなんとか・・・
★「すもももももももものうちももにもいろいろある」を形態素解析してください。
ChatGPT 日本語の「すもももももももものうちももにもいろいろある」を形態素分析すると次のようになります。
- 「すもも」: 名詞
- 「も」: 助詞
- 「もも」: 名詞
- 「も」: 助詞
- 「もも」: 名詞
- 「の」: 助詞
- 「うち」: 名詞
- 「もも」: 名詞
- 「に」: 助詞
- 「も」: 助詞
- 「いろいろ」: 副詞
- 「ある」: 動詞
この文は、「すももも桃も桃の中にも色々ある」という意味になります。つまり、「すもも(ある種のプラム)も桃も、桃の中にも様々なものがある」という意味です。このように、日本語は同じ音の単語や助詞を連続して使用することで、一見複雑に見える表現を作り出すことがあります。
☆これは日本語の達者な外国人にとっては、難しい問題らしい。分かち書きされていないから。ChatGPTはこういう問題は得意そうですね。
★「カネオクレタノム」を考え得る解釈を考えてください
ChatGPT
「カネオクレタノム」は一見意味不明なフレーズに見えますが、日本語の単語を分割して考えると、いくつかの解釈が可能になります。以下に2つの可能な解釈を示します。
-
「カネをくれたのむ」: これは「お金をくれたのを飲む」という意味になります。ただし、この解釈は文脈によります。例えば、誰かがお金をくれたことに対する感謝の意を表すために飲み物を飲む、という状況で使われるかもしれません。
-
「カネオ クレタ ノム」: これは「カネオがクレタに飲む」という意味になります。ただし、この解釈は「カネオ」や「クレタ」が特定の名前や地名を指す場合にのみ成り立ちます。
これらの解釈はあくまで可能性の一つであり、実際の意味は文脈や話者の意図によります。また、このフレーズが特定の方言やスラング、専門用語を含んでいる場合、その意味はさらに異なる可能性があります。
★全ての可能性を洗い出してください
ChatGPT
「カネオクレタノム」は一見意味不明なフレーズに見えますが、日本語の単語を分割して考えると、いくつかの解釈が可能になります。以下にいくつかの可能な解釈を示します。
-
「カネをくれたのむ」: これは「お金をくれたのを飲む」という意味になります。ただし、この解釈は文脈によります。例えば、誰かがお金をくれたことに対する感謝の意を表すために飲み物を飲む、という状況で使われるかもしれません。
-
「カネオ クレタ ノム」: これは「カネオがクレタに飲む」という意味になります。ただし、この解釈は「カネオ」や「クレタ」が特定の名前や地名を指す場合にのみ成り立ちます。
-
「カネオ クレ タノム」: これは「カネオがクレ(何かを)タノム(頼む)」という意味になります。ただし、この解釈も「カネオ」が特定の名前を指す場合にのみ成り立ちます。
これらの解釈はあくまで可能性の一つであり、実際の意味は文脈や話者の意図によります。また、このフレーズが特定の方言やスラング、専門用語を含んでいる場合、その意味はさらに異なる可能性があります。
★「金送れ頼む」という解釈はできますか
ChatGPT
「カネオクレタノム」を「金送れ頼む」と解釈することも可能です。この場合、以下のように単語を分割します。
- 「カネオクレ」: 「金を送れ」
- 「タノム」: 「頼む」
ただし、この解釈は文脈や話者の意図に大きく依存します。また、このフレーズが特定の方言やスラング、専門用語を含んでいる場合、その意味はさらに異なる可能性があります。
☆言葉は、場の理論に左右されるので、状況が分からないとChatGPTもとんちんかんなことを答えるということですね。「カネオクレタノム」は「金送れ頼む」と解釈するのが一般的な気がするのですが。「すもも・・・」のような状況に左右されない言葉の羅列には強いということですね。
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